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日本の偉人

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島秀雄

新幹線を作った男

昭和初期から中期にかけて活躍した大阪府出身の鉄道技術者。新幹線計画の実現において「十河 信二(そごう しんじ)」や「大石 重成(おおいし しげなり)」と共に大きな貢献を残したことで知られる人物であり、「デコイチ(デゴイチ)」のあだ名で親しまれている。

貨物用蒸気機関車D51形の設計に関与した他、国鉄退職後には、宇宙開発事業団でロケット開発にも携わっている。父は同じく鉄道技術者の「島 安次郎(しま やすじろう/1870-1946)」。

世界の鉄道を救った

日本の東海道新幹線は、世界の鉄道を斜陽の危機から救い出した。鉄道全盛の時代に代わって、自動車と飛行機の時代が到来すると誰もが信じていたときに、距離数百キロの大都市間を、飛行機のように速く、通勤電車のような過密ダイヤで結ぶ鉄道がありうるということを、事実をもって証明したからである。

第4代国鉄総裁の十河信二が新幹線の最大の功労者であるのは間違いないが、島秀雄の設計ビジョンとリーダーシップがなければ、世界の鉄道は廃れきっていた可能性は高い。

東海道新幹線は、システムとして断然新しかった。

車内信号システム、自動列車制御装置(ATC)、踏切のない全線閉鎖軌道などなどが新しく導入されたが、なかでも画期的であったのが、列車の駆動方式である。

これを島秀雄は「ムカデ式」と呼んだ。
要するに、小型の動力(M=モーター)をムカデのように各車両の台車に分散させるのである。

これにより、大型の牽引機関車が不要で、車両を軽くできるようになった。したがって軌道、橋梁などの建設費も安くあがり、故障にも強い。モーターに不調が出ても他のモーターで補いあうことができる。加減速性能にもすぐれ、機敏な折り返し運転が可能で、通勤列車並みの稠密(ちゅうみつ)ダイヤが組める。効率的な電力回生が可能である。
島秀雄の独創的な発想である。

1969年に日本人として初めてジェームズ・ワット賞(ジェイムズ・ワット国際メダル)を受賞した他、1994年に鉄道関係者として初めて文化勲章を受賞している。
開発に携わった主な車両(蒸気機関車・電車・気動車等)に「C53〜55形」「C11〜12形」「D51形」「C62形」「63系電車」「80系電車」「151系電車」「新幹線0系電車」「キハ41000形」「キハ43000系」などがある。

島秀雄の名言1

「出来ない」と言うより、「出来る」と言う方がやさしい。

何故なら「出来ない」と言うためには、何千何百とある方法論の全てを「出来ない」と証明しなければならない。

しかし、「出来る」と言うためには、数々ある方法の中からたった一つだけ「出来る」と証明すればいいからである。

島秀雄の名言2

新幹線は事故を起こしません。そのように作りましたから。

島秀雄の名言3

スターを作らず、スターにならず。


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